淡路島の江井に2月にオープンした『坂道茶家つきよみ』に行ってきました。
場所は淡路島西海岸を走る県道31号線「淡路サンセットライン」沿い、シュプリームの壁を右手に通り過ぎ、500mほど走ったところで左手に見える小道を入り、少し上った坂道の途中。左手に忽然と現れる小さな茶家を見落とさないようゆっくり走るのがおすすめです。
木々に囲まれながら海も眺めることができる抜群のロケーション。自然の音や匂いを感じながら穏やかなひと時を過ごせます。
温かい光が射し込み木の温もりが感じられる店内。時間と共に光の傾きや入り方が変化する陽だまりのような空間です。
「煎茶」、「ほうじ茶」、「和紅茶」、「抹茶」、「抹茶ラテ」、「茶菓子セット」のラインナップの中から、今回はアイスの「抹茶ラテ」と「和紅茶」に、それぞれ「茶菓子セット」をオーダー。
オーダーごとにその場で点てていただけるので、待っている間もふわりと漂う抹茶の香りを楽しめます。抹茶だけではなく、ほうじ茶も点てていただけるのだそう。
鮮やかな抹茶と2層になったラテのミルクは、淡路島牛乳「匠」を使用。抹茶の力強く豊潤な香りと甘みを、ミルクのコクのある甘みが引き立てるふくよかな味わいです。
渋みや苦みはなく、もったいないほど上質な抹茶ラテ。すっきりと鼻から抜けるお茶の香りに癒されて飲み進めるごとに心地よいリラックス気分を味わえます。
この日のお茶菓子は「苺のシフォンケーキ」。自家製の米粉で作られたシフォン生地はしっとりとしていて、極上の食感です。苺のプチプチとした食感と甘い香りも絶品。自家製お米クリームと特製苺麹もほんのりと自然な甘みで虜になるような美味しさです。
こちらは「和紅茶」と「茶菓子セット」。「和紅茶」を口に含むと、抹茶とはまた違う華やかな香りが広がります。渋みや濁りのないすっきりとした口当たりと、生き生きとした香り。紅茶の持つ甘みを味わうために、ぜひ甘みを加えずに楽しんでほしい一杯です。
「黒豆と小豆のパウンドケーキ」も自家製米粉使用でしっとりホロホロ。ほくほくした食感の豆の風味と紅茶がよく合います。
店主の津田さんが実際に茶畑に足を運んでセレクトしたお茶や淡路島の特産品も販売されています。ご主人と一緒に農業にも携わる津田さんの「農」へのこだわりも感じられる品々は日々の暮らしを豊かにしてくれそうな素敵なものばかり。
ふらりと立ち寄れる茶家として、みんなをつなぐ”間（あわい）の場”。津田さんやスタッフさんたちとあれこれと楽しくおしゃべりしていると、すっかり寛いで気持ちまでぽかぽかになります。
空と山と海がもたらす開放感の中、抹茶の香りに包まれて、五感のすべてが解けるような贅沢なティータイム。もやもやした気持ちも、溜まったストレスも、ここへ来ればリセットできると感じさせてくれる、新たなリトリートスポットとなりそうです。
- 場所
- 坂道茶家 つきよみ
（淡路市江井2103-4） - 営業時間
- 10:00〜16:00
または13:00〜16:00
※Instagramのお知らせをご確認ください - 定休日
- 不定休
※Instagramのお知らせをご確認ください - TEL
- 090-3537-9842
