大庄屋の建築としては兵庫県内で推定できる最古の遺構・林田大庄屋旧三木家住宅(姫路市)で、4月12日より「揖保郡三窯と周辺の焼物展」と「版画家乾太作品展・端午の節句展」が始まりました。会期は5月13日まで。

英賀城主・三木氏の出自と伝えられている三木家。同施設は江戸時代初期の建築物とされており、主屋をはじめとする6棟の建物が県の指定重要有形文化財に登録されています。

「揖保郡三窯と周辺の焼物展」では、そんな同施設を舞台に、播磨地方で古くから盛んに行われてきた焼き物「林田焼」を中心に紹介。なかでも、林田藩第三代藩主 建部政宇(たけべまさのき)が作陶したのではないかとされる幻の林田焼「政宇公御手焼龍繪甲皿」(姫路市教育委員会所蔵)は貴重な作品の一つです。

併催として、たつの市の版画家 乾 太(いぬい たい)さんの作品と、端午の節句展も。5月5日は、中学生以下の親子連れは姫路市に限らず入館料が無料となるほか、子どもたちにはお菓子のプレゼントもあります。

<記者のひとこと>
趣のある邸宅を舞台に、様々な展示をのんびりと眺めたいですね。

会期
2024年4月12日(金)〜5月13日(金)
場所
林田大庄屋旧三木家住宅
(姫路市林田町中構74)
時間
10:00〜16:00(入館は15:30まで)
休館日
火曜〜木曜日(祝日は営業)
入場料
一般 310円、大学生・高校生 210円、中学生・小学生 100円
TEL
079-261-2338