2日午後10時15分ごろ、神戸市須磨区千歳町3の市道で、バイクが転倒しているのを、兵庫県警第1機動パトロール隊パトカーの隊員が見つけた。須磨署によると、バイクを運転していたとみられる同市長田区の男子高校生(16)が右手の指を骨折する重傷を負った。

 事故の直前、現場から約550メートル離れた交差点で、このパトカーに乗る隊員が信号を無視して左折した疑いがあるバイクに停止を求めたが走り去ったため追跡していた。同署は、転倒したのは追跡中だったバイクとみて経緯を調べる。

 同署によると、隊員が倒れたバイクを発見した際、その場から走って離れる人物を発見。捜査をしていたところ、事故現場に男子高校生が現れたという。

 男子高校生は運転免許証を所持していたが、見つかったバイクは適用外だったといい、同署は無免許運転の疑いでも調べる。