飲み屋4軒をはしご酒して泥酔し、保護されたとして、兵庫県警は28日までに、本部刑事部で勤務する50代の男性警部を所属長注意処分とした。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。

 県警によると、警部は4月12日夜、部下の警部補とともに神戸市内の立ち飲み屋3軒、居酒屋1軒を回った。その後、部下と別れて帰宅したが、自宅近くの路上で寝てしまい、110番で駆け付けた警察官に保護されたという。

 警部らは「飲酒は3時間以内」という県警の指導を守りながら「いい店を見つけようしていた」と説明。ビール大瓶1本や生ビール1杯だけを飲んで店を変えるなど、各店舗での滞在時間は20分〜1時間程度だったという。

 県警の調べに、警部は「自分の酒量の限界を超えていたとは思っていないが、体調などを考えていなかった」と話しているという。