明治安田J1リーグ第12節の6日、昨季王者のヴィッセル神戸は、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)でアルビレックス新潟と対戦して3−2で競り勝ち、今季2度目の連勝を飾った。7勝2分け3敗で勝ち点23とした。ホームでは3月30日の北海道コンサドーレ札幌戦以来の2勝目となった。

 神戸は大幅に先発を入れ替え、菊池流帆、岩波拓也、鍬先(くわさき)祐弥、飯野七聖、ジェアンパトリッキが今季初先発した。前半15分、右サイドの飯野からのクロスに、佐々木大樹が頭で合わせて先制した。同25分には、初瀬亮からの右CKに菊池が頭で合わせ、ゴール前にこぼれた球を宮代大聖が右足で押し込んだ。宮代はチーム最多の今季5得点目。

 後半6分、新潟にパスをつながれ、クロスを受けた藤原奏哉のゴールで1点を返された。しかし同10分、神戸は攻め上がった菊池の前方へのクロスが相手DFに当たり、オウンゴールで再びリードを2点差に広げた。

 この後、大迫勇也、武藤嘉紀、酒井高徳、山口蛍を相次いで投入。同31分、新潟のCKを起点に遠藤凌のヘディングゴールで1点を返されたが、そのまま逃げ切った。