物価高が続く中、5月からは電気とガスの料金が値上がりします。

そんな中、家計の少しでも減らそうと省エネ家電が注目されています。

先週、大手電力10社と都市ガス大手4社が6月分の料金を発表しました。

6月からは家計の負担軽減策としての政府の補助金が半分になるため、5月と比べると値上がりします。

さらに7月からは補助金自体もなくなるため、標準的な家庭で年間3万円ほど負担が増えることが予想されています。

町の人は・・・

70代
「困りますね」「1年間で上がった気がする。高いと思う」

30代
「空気清浄機からなにから電気を使う。ましてや今から猛暑」「エアコンや扇風機を稼働したら(電気代も)上がると思う」

70代
「一人暮らしだが、今まで5千円ほどだったのが、冬場は1万円くらいになる」

「(補助金は)半永久的に続けてほしいが、それは高望みでしょうから」

KTN記者
「家計の負担を少しでも抑えようと注目されているのが省エネ家電です。家電量販店ではエアコンや冷蔵庫などの買い替えについての問い合わせがこの1カ月で2倍ほどに増えています」

エディオン アミュプラザ長崎店 藤本千尋さん
「ゴールデンウィーク中が猛暑の予想が出ているので、今の季節は一番エアコンが問い合わせが多い」「電気代がかなりやすく使えるので、電気代が今後高騰していくなか、今が買い替えのチャンス」

行政も買い替えを後押ししています。

二酸化炭素の排出量を実質的にゼロにする、ゼロカーボンシティを掲げている長崎市は、国の物価高対策の交付金などを活用して、省エネモデルの買い替えに最大3万円を補助しています。

予算が無くなり次第終了となり、2023年2月に実施した前回は申し込みが殺到したため、予定より9カ月早く受付を終えました。

エディオン アミュプラザ長崎店 藤本千尋さん
「夏になると(今より)多くの客が来るので早めに(家電の)見直しをいただければ」

市によると、これまでに予算の6割ほどの申請があり、早ければ6月にも終了する可能性があるということです。