地震や津波などの大規模な災害が起きたという想定で、海上自衛隊が防災訓練を行い
それぞれの部隊との連携や救助の手順などを確認しました。

訓練には海上自衛隊佐世保地方隊の警備隊や衛生隊の隊員など47人が参加しました。

「海上自衛隊です、只今から警備犬による捜索を開始します、捜せ」

訓練では土砂に埋まった車の中に取り残された人がいないか警備犬が捜索したり、エンジンカッターを使って穴を開けてケガ人を助け出し、医療機関へ搬送しました。

災害が起きた時、海上自衛隊は県知事の災害派遣要請を受けた陸上自衛隊から協力依頼を受けて活動します。

隊員
「能登半島地震で派遣された経験者もいるのでフィードバックして、どういう風にやったか徹底させている」

能登半島地震では佐世保地方隊の隊員も入浴支援隊として被災地へ派遣されました。

訓練では入浴用のテントの設置手順や設備の点検なども行いました。

21日は地震による津波で沖に流された2人をヘリコプターを使って救助し、搬送する訓練も行われました。

「触っていきますよ、痛かったら言ってください」

「頭痛い」

「バイタル異常ないか?バイタル異常なし、はい、大丈夫です」

地上の隊員は再度、救助された2人のトリアージを行い、搬送するまでの流れや連携を確認していました。