保育士を目指す学生の就職支援や、保育所などの人材確保を目的に合同面談会が長崎市で開かれました。

合同面談会には県内65の保育所や幼稚園などがブースを構えました。

保育士を目指す学生や資格を持っていても現在は働いていない「潜在保育士」などを対象に、施設の様子や職場環境などを説明しました。

今年度からは初めて、オンラインでの面談も可能となり、離島の保育施設とつなぐ
ブースも設けられました。

参加者は「子供の遊びの様子や保育士の雰囲気のよさ(を重視)」とか「子供も自分も楽しく働けたらいいな」と話しています。

依然女性が多い保育士業界ですが、今年は会場には男子学生の姿も多く見られました。

男子学生は「学んでいく中で男性だからできる仕事も多いのかなと、頑張りたい」と話しています。

県によりますと保育士登録者数は県内で約2万人と減少が続いています。さらに
働いていない「潜在保育士」は8000人いるとみられ、5年以内の離職率も昨年度は52.7%と高い傾向にあります。

長崎市の学校法人ひかり学園の大谷 英也園長は「子供の育ちに関われるとてもい
い仕事。やりがいを持って働き続けられる環境づくりが各園の取り組みとして必要」と述べています。

合同面談会は7月13日に佐世保市の佐世保市体育文化館でも開かれます。