化学肥料や農薬を使わない有機農業を軸とした町づくりを目指している、鹿児島県の南種子町で最新技術を駆使した農機の実演会が行われました。

南種子町は関係団体と協議会を設立し、有機農業を軸とした町づくりを2022年から進めています。

協議会では、通常より手間がかかるとされる有機農業を広めるため、先端技術を活用した、いわゆるスマート農機による作業の省力化について検証していて、この日は町内の米農家12人が参加し、最新の水田除草機の実演会が行われました。

この機械では、これまで手作業が必要だった稲と稲の間の雑草も取り除くことができ、参加者は説明を聞いたり試乗するなどして、スマート農機に対する関心を高めたようでした。

参加した人
「初めて見たのですごい技術だなと思った。これからの農業はこうやって、効率よくやっていかないとなかなかだと思う」

南種子町総合農政課・山田直樹課長
「一番大変なところは除草作業で、これがきっかけで有機農業が広がれば」