トヨタグループのトヨタ・コニック・プロは、中古車のカスタムブランド「コーデバイ」第2弾として、商用バン「ハイエース」をベースにしたカスタムモデル「ハイエース ザ クルーバン」の発売を2024年3月28日より開始しました。

「シティライフ」「アウトドア」など多彩なカスタムメニューも用意

 2024年3月28日、トヨタ・コニック・プロは同社の展開する中古車のカスタムブランド「CORDE by」において、カスタムモデル「HIACE THE CREWVAN(ハイエース ザ クルーバン)」を発売しました。
 
 カスタマイズされたハイエースとは、どのようなモデルなのでしょうか。

 CORDE by(以下、コーデバイ)は、トヨタグループが手掛けるカスタム中古車ブランド。トヨタ販売店が点検・整備した保証付きの中古車をベースに内外装をカスタマイズし、新たな価値を付加したものです。

 既に第1弾として、ミニバン「ノア/ヴォクシー」(先代)や、ハイブリッドカー「プリウス」(3代目)などをベースにした「URBANATURE」が登場しています。

 今回発売が始まった新型ハイエース ザ クルーバンは、コーデバイの第2弾プロジェクトで、2023年10月開催の「ジャパンモビリティショー2023」で初公開された同名のコンセプトモデルを市販化したものです。

 商品企画は、トヨタが手掛ける新しい車の楽しみ方を生み出すプロジェクト「Drive Your Teenage Dreams.(DYTD:ドライブ ユア ティーンエイジ ドリームス)」と手を組み実施されました。

 新型ハイエース ザ クルーバンの最大の特徴は、マットブラックで統一されたボディカラーです。

 一般的な塗装と比べ、より優れた塗装技術が求められるマット塗装ですが、最新鋭の塗装環境と高い技術力を持ったサプライヤーと協業し、コーデバイ独自の品質基準を設定したうえで、熟練の職人の手で1台1台塗装し、高い品質を実現するといいます。

 またグリルやミラー、ドアハンドル、エンブレム、ホイールなどにはグロスブラック塗装を施し、アクセントとしました。

 カスタムメニューは、このマットブラック塗装と、ホワイトレターのTOYOTAロゴエンブレムを装着したSTANDARDパッケージを基本パッケージとし、さらに各ユーザーのスタイルにあわせたカスタムアイテムを選ぶことが可能です。

 なおコーデバイでは、オススメのスタイリングパッケージとして「CITY LIFE(シティライフ)」と「OUTDOOR(アウトドア)」のふたつの推奨カスタムメニューを用意しています。

 カスタムメニューの参考価格(消費税込み)は、STANDARDパッケージが155万3772円、CITY LIFEが293万1359円、OUTDOORが307万8924円となっています。

 このカスタムメニューの塗装・架装費用に、ベースとなる中古車の本体価格、オールペイントの塗装品質に仕上げるために必要な加修費用、諸費用などが加算されたものが支払総額となります。

 2024年の販売は年間生産台数上限の20台に限られ、そのうち先行4台の抽選販売受付を3月28日から4月22日で行います。

 その後の販売などについては、公式ウェブサイトなどで案内される予定です。