トヨタの高級SUV「ハリアー」は、登場からすでに4年が経過していますが、いまでも人気が健在です。どのようなところが支持されているのでしょうか。

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 トヨタの高級SUVとして人気を誇るのがミドルサイズの「ハリアー」です。
 
 初代モデルはプレミアムSUVの先駆け的存在として1997年にデビューしました。

 現行モデルは2020年にフルモデルチェンジした4代目。歴代モデルが培ってきた都会的なスタイルをより洗練させ、シンプルさとエレガントさを融合させたクーペスタイルに刷新しています。

 外観デザインは、フロントアッパーグリルからヘッドランプへと流れるような連続性により、精悍かつシャープな印象を際立たせたフロントマスクとしました。

 また、二重のL字型に光るデイタイムランニングランプは、個性と先進性を強調。水平基調に光るテールランプとストップランプが存在感を与えます。

 室内空間は、馬の鞍をイメージし、幅広く堂々としたセンターコンソールを挟み込むインストルメントパネルとの組み合わせが「大らかな逞しさ」を演出。

 厚革を曲げてできる自然なシルエットをイメージし触り心地にもこだわったレザー調素材や、「曲木(まげき)」に着想したウッド調加飾、パイピング加飾を随所に配し、さりげない上質感を実現しました。

 また、トヨタ初の装備として調光ガラスを用いた電動シェード付パノラマルーフを採用。調光時には、障子越しのような柔らかい光が差し込む上質な空間を生み出しています。

 パワートレインは2リッターガソリンと2.5リッターハイブリッドに加え、2022年10月の改良で2.5リッタープラグインハイブリッド(PHEV)が設定されました。駆動方式は2WDと4WD(E-Four)を用意します。

 ハリアーの価格(消費税込)は、ガソリン車「S(2WD)」の312万8000円から最上級の「PHEV Z」の620万円まで、幅広いラインナップで多様化するユーザーのニーズに応えています。

 ハリアーは、歴代モデルからトヨタの人気車種のひとつです。現行モデルは売れ筋グレードが400万円台と比較的高額なモデルですが、2020年の登場から約4年が経過した現在でも人気が衰えません。

 そんなハリアーについて、さまざまな声が寄せられています。

「ハリアーのスッキリしたデザインは好感が持てる」「個性的なデザインのクルマが多いなか、ハリアーは威圧感もなく、無難で良いクルマだと思います」など、デザインが支持されていることがわかります。

 実際のオーナーからは「高級車の雰囲気を感じられ、運転しやすくて良いクルマだと思います」「色々な意味でちょうど良く、乗りやすいクルマです」など、所有したときの満足度は高いようです。

 ほかにも「買い取りが高値」「リセールも良いです」と、中古車市場でも人気があることから高額買い取りを期待する人もいました。

 一方で、「低い位置にあるリアウインカーランプは視認性が悪いので改良を望みます」「そろそろマイナーチェンジの時期ですね。リアの見にくいウインカーがどうなるのか楽しみです」といったコメントも。

 ハリアーのリアのウインカーは、上部のテールランプとは離れた下部のリアバンパーに装着されており、これが後続車から見えにくいといわれています。

 より見えやすい位置への改善を希望する声が寄せられており、マイナーチェンジでどうなるのか注目されます。