デートの日には、気合いを入れてオシャレをする人も多い事でしょう。「彼に可愛く思われたい」「もっと好きになってほしい」などなど、どれも可愛らしい理由でとても素敵な事です。
筆者の友人A子さんも、彼の為にオシャレをすることにしたのですが……? 何があったのかA子さんから話を聞きました。

記念日は気合いを入れて! 綺麗なお姉さんになるぞ♡

A子さんは、いつもゆるめの楽な服装が好きでした。
もちろんスカートより、動きやすいパンツ派。

そんなA子さんでしたが、ある日綺麗目なワンピースを購入しました。
実は彼との記念日デートの予定があり、いつもと違う自分を見せてドキッとさせたかったのです。

そのワンピースは少しタイトな作りだったのですが、どうしてもこれを着こなしたいA子さんは大奮闘!
腹筋や食事制限などをして、少し引き締まった身体にワンピースはピッタリでした。

そうしてそのワンピースに身を包み、デート当日を迎えたのです。

せっかくキメてきたのに……もう本当に最悪

楽しくデートが始まり、カフェで休憩することになった時でした。
テーブル席で空いている椅子にコートを脱いでかけると、彼はA子さんのワンピース姿を見てびっくり! これまでコートで隠れていたため、ワンピース姿をその時初めて見た彼氏は、
「可愛い」「そういう服も似合うね♡」などと、ひたすら褒めてくれました。

ところが、上着を脱いでから、何やら周りの変な視線を感じるのです。
クスクスと小さな笑い声まで聞こえたので、耳を澄ませると……

「あの人、値札ついてるんだけど(笑)」

その言葉でハッとし、首元を触りました。
なんと最悪な事に、A子さんの服には値札のタグがしっかりついていたのです。
慌ててコートを着て隠そうとしたのですが、慌て過ぎて肘がコーヒーに直撃!
そのままコーヒーを膝にぶちまけてしまったのです。

せっかく綺麗に着こなしたワンピースでしたが、値札をつけっぱなしでコーヒーまみれ。
もうそれだけでいたたまれなくて、今すぐこの場から消え去りたい気持ちでいっぱいでした。

スマートすぎて惚れ直した。一生ついていきます!

彼氏はすぐにコーヒーをハンカチで拭いてくれたのですが、A子さんはあまりの恥ずかしさに涙が溢れてしまいました。
心配する彼に泣いている理由を話すと、「ちょっと待ってて!」とレジの方へ走って行きました。

そして、戻ってきてくれた彼の手にはハサミが。
どうやら店員さんにハサミを借りてきてくれたようで、そのままA子さんの首元にあるタグを切ってくれたのです。

「これで大丈夫! あとはせっかくだし、可愛い服一緒に買いに行こっか!」

そう言って、笑顔で連れ出してくれたのです。

A子さんは羞恥心でいっぱいだったのですが、そんなA子さんを彼は一切笑う事はありませんでした。
それどころか、これ以上落ち込まないようにと笑顔で助けてくれたのです。

そんな彼のスマートな行動に、彼の愛の深さを感じました。
もう一生ついて行きたいと思った出来事でした。

まとめ

なんとA子さんはその彼と結婚して、本当に一生ついていくことになったのです!
結婚8年目でもラブラブなお2人に、こちらが照れてしまうほどでした。
これからも末永くお幸せに♡

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K