2024年のゴールデンウイーク“後半”期間の渋滞はどのようになるのでしょうか。高速道路を管理するNEXCO各社の発表した予測情報を解説します。

巻き込まれると、まさに「地獄」!?

 2024年の大型連休「ゴールデンウイーク」も、いよいよ“後半”期間に突入しました。

 そこに付き物なのが高速道路の大渋滞です。

 毎年ゴールデンウイークには何十キロという渋滞が発生し、巻き込まれれば旅行の計画が大きく乱れることも珍しくないため、極力渋滞に巻き込まれないために渋滞予測を確認しておくことが重要。

 では、高速道路を管理するNEXCO各社が発表している、最新のゴールデンウイーク後半の渋滞予測はどうなっているのでしょうか。

 2024年のゴールデンウイークの後半期間は、各社とも5月3日〜6日にかけて高速道路で長い渋滞が予想されています。

 例えばNEXCO東日本では、下りのピークは5月3日の朝、上りのピークは5月5日の夕方だと予測しています。

 また、NEXCO中日本では、下りは5月3日〜4日、上りは2024年5月3日〜5日で大渋滞が発生すると予測。

 NEXCO西日本も、同じく下りでは5月3日〜4日、上りでは5月3日〜5日に渋滞が多く発生すると発表しています。

 では、どの高速道路のどこで大きな渋滞が起こると予測されているのでしょうか。

 まずはNEXCO東日本管内です。

【NEXCO東日本管内:東北道、関越道】

 下りの最大渋滞予測は5月3日8時がピークで、とくに東北道の羽生PA付近を先頭に40kmと長い渋滞が起こると予想。

 また、5月4日にも8時をピークに、同じく羽生PA付近を先頭にした35kmの渋滞が起こるとしています。

 上りは、5月5日16時をピークに、関越道の高坂SA付近を先頭に40kmの渋滞を予測。

 上りのピーク期間は、東北道の加須IC付近や関越道の高坂SA付近でも大きな渋滞が発生する可能性があり、注意が必要です。

「中日本」と「西日本」では45kmの渋滞が!?

 次にNEXCO中日本管内の渋滞予測です。

【NEXCO中日本管内:東名高速、中央道】

 NEXCO中日本によると、とくに長い渋滞の発生が予測されるのが東名高速の下りで、5月3日6時をピークとして、秦野中井IC付近を先頭に45km。

 中央道下りでは、5月3日6時をピークに相模湖IC付近から45kmの渋滞発生が予測されています。

 中央道下りの相模湖IC付近では、5月4日6時にも45kmの渋滞が予想されます。

 一方、東名高速の上りでは、5月5日15時をピークに、綾瀬SIC付近を先頭に30km、岡崎IC付近を先頭に同じく30kmの渋滞が起こると予測。

 中央道上りは、5月5日16時をピークに、小仏トンネル付近を先頭にした30kmの渋滞が予測されると発表しています。

 最後にNEXCO西日本管内です。

【NEXCO西日本管内:九州自動車道、名神高速】

 NEXCO西日本によると、九州自動車道の下り、筑紫野IC付近を先頭とする最大30kmの渋滞を予測(渋滞のピークは5月3日9時)。

 また、上りでは名神高速道路の大津IC付近を先頭に、5月3日9時をピークとする最大35kmの渋滞を予測しています。

※ ※ ※

 いつ、どこで、どの時間をピークに、どれぐらいの長さの渋滞ができるのかといった予測情報を事前に知っておけば、ピーク時間を外したり迂回したりできます。

 各NEXCOのHPでは、その他に「渋滞発生ポイント」も掲載されているので、ゴールデンウイーク後半にお出かけの予定がある人はチェックしておくと良いでしょう。