大きく、華やかなシャクヤクが、高知市の観光農園でまもなく見ごろを迎えます。さまざまな種類が顔をのぞかせていて、色や咲き方の違いを楽しむことができます。

(リポート:坂根優菜)
「高知市の雨森芍薬観光農園に来ています。この静かな場所で花に囲まれていると癒やされた気持ちになります」

高知市春野町の雨森芍薬観光農園では、およそ5万本、40品種のシャクヤクが植えられています。シャクヤクは、花びらが一列に並ぶ“一重咲き”や、幾重にも重なる“八重咲き”といった咲き方の違いがあり、さらに赤や白、ピンクなど色も様々です。

今年は4月に降った雨の影響で茎が腐ったり、虫がついたりしたということですが、こまめに世話をしながら無事に開花の時期を迎えました。この日の咲き具合は3分咲きでしたが、5月1日、2日には見ごろを迎えるということです。また、シャクヤクの中で珍しいと言われる黄色の「楊貴妃」も普通のシャクヤクより大きな花を咲かせています。園内の様々な種類のシャクヤクの中から「楊貴妃」の花を宝探しのように探すのもおすすめだと言います。

(雨森芍薬観光農園 雨森弘祐さん)
「シャクヤクの花自体がすごく大きくて豪華な花なので、大輪のシャクヤクを見てもらいたい。品種もたくさんあるので、園内を散策しながらたくさんのシャクヤクの品種を見てほしいです」

シャクヤクは、5月6日ごろまで楽しめそうだということです。