高知市の高校で、映画監督の安藤桃子(あんどう・ももこ)さんが講演しました。生徒たちは「発想の切り替え方」を学んだようです。

安藤桃子さんが講師を務めたこの講演会は著名人の経験や考え方に触れ、様々な可能性を感じてもらおうと高知北高校が初めて開きました。保護者や地域住民も含めたおよそ200人の参加者たちは、まず最新作「勝手に流れた星だから」を鑑賞。その世界観に引き込まれていました。その後、安藤さんが映画の制作秘話やいつも自然体でいる方法などを講演。

(生徒)
「映画監督をやめたいと思ったことありますか?」

(安藤桃子さん)
「ありますよー!いい質問ありがとうございます」

生徒たちから次々と質問が飛ぶ場面も見られ、ざっくばらんな安藤さんの話を聞いた生徒たちは「どんな出来事もよい方向に転換していく発想の切り替え方」を学んでいました。

(生徒)
「起きた出来事を悪いことと捉えるか、それともターニングポイントと捉えるかはその人次第で、日常生活にもいかせるのかなって思いました」
「つらいことがあったら、(自分を)休めるために(時間を使う)」
「安藤桃子さんの人柄とかもそうですし、いろんな経験をしてるからこそみんなに伝えられるんだなと思いました」

(安藤桃子さん)
「だれもが生きてる限り、日常のすべてがクリエーションで、何を言うかもそうだし、一歩足を踏み出すこともそうだし、全てがそれぞれのドラマを生み出していっている。楽しいワクワクしたこれからの未来を一緒に描いていけたらいいなと思います」

高知北高校では今後も、こうした講演会を続けていきたいとしています。