米IT大手オラクルは18日、日本国内のデータセンターを増強するため、2024年から10年間で80億ドル(約1兆2千億円)以上を投資する計画を発表した。複雑な計算を必要とする生成人工知能(AI)の普及や、クラウドサービスの需要増に対応する。

 投資先は首都圏と関西圏のデータセンターで、画像処理装置(GPU)の拡充などを進める。

 米IT大手の日本への投資を巡っては、マイクロソフトが今後2年間で計約4400億円を、アマゾン・コムのクラウドサービスを手がけるアマゾン・ウェブ・サービスも23年から5年間で計約2兆円を投じる計画をそれぞれ発表している。