熊本県の木村敬知事は10日の定例記者会見で、水俣病被害者の発言遮断問題を巡り、伊藤信太郎環境相や環境省職員が懇談後に被害者側から「事実上つるし上げ」に遭っていたと述べた。直後に不適切な発言だったと謝罪して訂正した。

 懇談後に被害者側が環境省の対応について抗議していたことについて「大臣も環境省も事実上つるし上げになっていた」と表現。「つるし上げ」の真意について問われると「訂正する。申し訳ない。(被害者側が)非常に厳しい怒りを込めて叱責されていたことを言いたかった」と釈明した。