鳥取県が制度導入を推進している投票所の「オンライン立ち会い」について、同県智頭町が6月の町長選で実施する準備を進めていることが17日、関係者への取材で分かった。総務省は同様の事例は把握していないとしており、実現すれば全国初とみられる。鳥取県と智頭町は5月中にリハーサルを行う方針。

 オンライン立ち会いは、長時間の拘束などの負担から立会人が確保できないことによる投票所の減少に歯止めをかける狙いがある。

 平井伸治知事は2月の記者会見で「(オンライン立ち会いは)違法ではない」と述べていた。

 一方、総務省選挙課の担当者は「公選法では(オンラインは)想定していない」との見解を示した。