【ホノルル共同】木原稔防衛相は2日(日本時間3日)、米ハワイでオースティン国防長官、オーストラリアのマールズ、フィリピンのテオドロ両国防相と会談した。4カ国の結束を強化し、力による一方的な現状変更や緊張を高める行為への反対を確認。南シナ海で威圧的行動を続ける中国をけん制する狙いがある。

 オースティン氏は会談後の共同記者会見で「われわれが集まったのはインド太平洋における平和、安定、抑止のビジョンを共有しているからだ」と強調。木原氏も「平和と安定を維持するため同盟国・同志国との協力を強めることが喫緊の課題だ」と述べた。日米防衛相会談と、日米豪3カ国防衛相会談も開いた。