プロ野球巨人の戸郷翔征投手(24)が24日、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われた阪神10回戦で今季初、史上89人目(通算101度目)の無安打無得点試合を成し遂げた。2失策と1四球の走者を許しただけで、1―0の勝利に導いた。

 昨年9月にオリックスで山本由伸(現ドジャース)が達成して以来の快挙で、セ・リーグでは2022年の今永昇太(DeNA、現カブス)以来42人目(45度目)。甲子園で巨人の投手によるものは、史上初めて達成した1936年の沢村栄治以来。

 戸郷は宮崎・聖心ウルスラ学園高からドラフト6位で19年に入団。22年から2年連続で2桁勝利を挙げ、昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)制覇にも貢献した。