【ニューヨーク共同】国際女性デーの8日、米ニューヨークの国連本部で「女性への投資」をテーマとするイベントが開かれた。国連のグテレス事務総長は「世界中で何百万人の女性が固定観念と戦っている」とした上で、男女平等に向けた取り組みが遅れていると指摘した。格差をなくすため、女性への投資を増やすよう求めた。

 国連女性機関の親善大使を務める米俳優アン・ハサウェイさんがビデオメッセージを寄せ、各地での紛争に資金を費やすのではなく、女性への投資に使うべきだと訴えた。

 同機関によると、男女平等を達成するためには教育や雇用促進などに追加で1年間当たり3600億ドル(約53兆円)が必要とされる。