来日したマレーシアのアンワル首相は24日、東京都内の日本記者クラブで記者会見した。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃に関し「今のような残虐な行為が続くことは認められない」と非難し、改めて即時停戦を訴えた。マレーシアはイスラム教徒が多数派で、イスラム組織ハマスへの同情論も根強い。

 アンワル氏はハマスの最高指導者と今月会談したことを踏まえ「(ハマスの指導者らに)友人として接している。われわれは紛争の解決を支持している」と強調した。ハマスが拘束する全ての人質の解放を求める一方、イスラエルにも政治犯などとして拘束するパレスチナ人の釈放を求めた。