ロイター通信は24日、ロシア指導部に近い消息筋の話として、プーチン大統領は現在の前線を維持できれば、ウクライナとの停戦に応じる用意があると報じた。

 複数の消息筋は、プーチン氏は2022年に一方的に併合を宣言した東部・南部4州の「獲得」でウクライナや欧米側に勝利したと国民に説明できると考えていると指摘。占領地をこれ以上拡大するには軍への追加動員が必要で、プーチン氏は国民の不満を招きかねない新たな動員を避けたがっているという。

 消息筋の一人は「プーチン氏は、NATOの攻撃に耐えてロシアは主権を守り、クリミア半島につながる陸路を確保したとして勝利を宣言するだろう」と述べたという。