約2千平方メートルのバラ園がある滋賀県彦根市開出今町の庄堺公園で、バラが見頃を迎えている。家族連れなど多くの見学者が訪れ、甘い香りや色鮮やかな花を楽しんでいる。


 バラ園では、マリアカラスやクイーンエリザベスなど127種1466株が栽培されている。今春の花は大きくて数も多く、管理する職員は「過去最高の出来」と自信を見せている。


 6月上旬までが見頃で、今月26日まで軽食やスイーツなどのキッチンカーが出店するバラCafeもある。親子で訪れた同県栗東市の会社員(24)は「ブランド品種が集まり、手入れも行き届き、すごく見応えがある」と満足そうに話した。


 バラ園は毎年、10種ほど新しい品種を増やしており、本年度はピクシーやフォーシーズンズなど12種を育てている。入園は無料だが、肥料の高騰もあり、来年の苗の購入費として「バラ募金箱」を設置し、協力を呼びかけている。