子どもの体調不良や行事に、柔軟に対応しやすい在宅フリーランス。新年度を迎え、「子どものために在宅フリーランスを始めたい」という方もいるかもしれません。

しかしいざ在宅フリーランスに挑戦しようと思っても、夫や親に「本当に稼げるの?」「怪しいんじゃない?」と反対されることもあるようです。
せっかく頑張ろうとしているなら、「反対されたから諦めるしかない」と断念するのはもったいない!

今回は、2歳の娘さんを育てながら在宅フリーランスとして働くおこめさん (@ocome_1717)に、家族に在宅フリーランスを反対されたときの考え方をお聞きしました。

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私は3年前、夫の転勤を機に退職を余儀なくされ、妊娠中に在宅フリーランスを開始しました。現在はディレクション業を行いながら、在宅フリーランスをがんばる女性が250名ほど在籍するオンラインコミュニティ『ウィズママ』を主宰しています。

在宅フリーランスで安定した収入を得ながら、娘との時間もしっかり確保できており「子育て世代にとって理想的な働き方!」と言っていただけることも。

「夫に反対されたから諦めた方がいい?」という質問、実は運営するコミュニティ内やInstagramでよくご相談いただくんです。そんなときにお伝えしている3つの考え方をシェアしていきますね。



1.「知らないことに不安になるのは当たり前」と、まずは受け入れる

まずは「誰でも、未知なことに不安になるのは当たり前」と、相手の気持ちを受け入れましょう。身近に在宅フリーランスをしている人がいなければ、「具体的にどうやって収入を得るのだろう?」と、不安になるのも当然ですよね。

実際、私も在宅フリーランスを始めるときは「本当に稼げるかな?」「詐欺に合わないかな?」と不安がありました。
でも自分なりに調べた結果、堅実に収入を得られそうな方法があることを学びました。同じような子育て世代の事例も知って安心できたからこそ、「やってみたい!」と決断できたんです。

ご家族の不安に寄り添った上で、

・どういうお仕事があるのか、どうやって収入に繋げるのか
・実際にお仕事をしている人の体験談

など、自分で調べたことを共有してみましょう。同じ目線で話せば、応援してくれるかもしれません!



2.在宅フリーランスに取り組む姿を見せる



実際に努力する姿を見せることも大切です。言葉で説得するだけより実際に取り組む姿を見せることで、本気度が伝わるでしょう。

オススメは「まずは〇か月頑張る!」と、期限を決めて頑張る姿を見てもらうこと。そして、その期間に少しでも成果が出せるように行動することです。

・周りの仲間とこんな情報交換をした
・Webライターの案件を受注できた
・お客さまから、感謝の言葉をいただいた

など、楽しく働く姿を見せたり、成果をこまめにアピールするのもおすすめです。「生き生きしているな」と、在宅フリーランスへのイメージを変えてもらえるかもしれません。

また、期限を決めることで「この期間に成果を出すぞ!」と目標が明確になります。「時間ができたらやろう」と先延ばしにするのを防ぎ、集中して取り組めますよ。



3.家計の不安を減らしてからはじめる

会社員やパートを辞めて在宅フリーランスに挑戦する場合は、一時的にでも収入が減ることが不安で反対されている、というケースも。
子育て世代であればなおさら、お金の心配は尽きませんよね。そんなときは、まず家計の不安を減らしてから始めましょう。

たとえば、あなたが毎月10万円を家計に入れているのなら、3か月分の30万円を溜めてからスタートするのです。そうすれば、3か月間収入が得られなくても家計は赤字にならず、その期間に在宅フリーランスへ挑戦できます。

貯金が溜まるまでは学びの期間と考えて、情報収集や勉強に力を入れるのもおすすめです。家族の不安を減らし納得できる状態を整えれば、応援してもらいやすいですよ。

ご家族に反対されるのは、あなたを心配している証拠。「子どものため・家族のために、いい環境を整えたい」という気持ちはきっと同じなはずです。

反対している理由を聞いたり、理解してもらうための行動を取ったりしながら、ちょうどいい落としどころを見つけてくださいね。



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おこめさん、具体的なお話をありがとうございました。

相手に変わってもらうことを期待するだけでなく、自分の考え方や伝え方を変える発想も大切ですね!お互いが納得した道が選べるよう、少しずつ実践してみてください。







▶プロフィール
おこめ


「子ども時間を大切にする働き方」をテーマに在宅ワークのコツを発信している、2歳女の子のママ。約300名の在宅ワークを目指すママが集うコミュニティ「ウィズママ」を主宰。




文=YY