各航空会社が発行する航空系クレジットカードは、旅慣れた人が持つイメージがあり、かっこいいカードとして一目置かれる存在です。マイルが貯まりやすく、特定航空券(マイルで交換できる航空券)を使って無料で旅行に行けるお得さが注目されています。
ほかにも、飛行機搭乗の度にボーナスマイルを得られたり座席のアップグレードができたりと、手厚い特典が魅力です。
日常的に航空系クレジットカードを利用すれば、意外と簡単にマイルを貯めることができるので、これから申し込みしたいと考える方もいるでしょう。
本記事では、マイルが貯まりやすくステータス性もアピールできる、おすすめの航空系カードを紹介していきます。マイルを効率よく貯めるポイントも解説しているので、参考にしてみてください。
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ステータス性が高くかっこいい航空系クレジットカードおすすめ3枚
早速ですが、ステータス性が高く、持っていると一目置かれるかっこいい航空系クレジットカードを3枚紹介します。
- JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード:特約店の利用で2倍のマイルが貯まる
- Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード:宿泊特典が魅力
- ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード:入会キャンペーンで最大80,000マイル獲得!
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード:特約店の利用で2倍のマイルが貯まる
「JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード」は、JALグループ航空会社およびJMB提携航空会社便の搭乗や買い物でポイントが貯まるカードです。
また、Suica機能が搭載されているため、Suicaチャージで1.5%、きっぷ・定期券の購入でも最大10%のポイントが貯まります。貯まったポイントは、Suicaへのチャージやマイルへ交換可能。
入会後JALグループ便に搭乗すると、入会搭乗ボーナスや毎年初回搭乗ボーナスが付与されます。また、搭乗ごとにボーナスマイルが加算されるので、出張や旅行で飛行機の利用が多い方はお得です。
さらにENEOSやファミリーマートなど、JALカード特約店の利用では、最大4%のポイントが貯まります。日常の買い物でもマイルへの取りこぼしがないのでお得。
ゴールドカードなので年会費はかかりますが、貯まったポイントを特定航空券に交換すればペイできる金額です。
国内主要空港ラウンジはもちろん、東京駅構内のラウンジも無料で利用できる特典も付帯。旅行傷害保険は国内外どちらも最高5,000万円、ショッピング保険は300万円までと充実しています。
年会費 | 本会員:税込20,900円 |
還元率 | 1.5% |
ポイント有効期限 | 最後に獲得・利用した日から2年後の月末まで有効 |
追加カード | ETCカード、家族カード |
国際ブランド | JCB |
ポイント名 | JRE POINT |
電子マネー、スマホ決済 | Suica、QUICPay、Apple Pay、Google Pay |
申し込み対象 | 日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満20歳以上の安定した収入のある方 |
旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険:最高5,000万円 |
空港ラウンジ | 無料 |
貯まるマイル | JAL |
入会キャンペーン | 新規入会でJRE POINTを5,000ポイントプレゼント |
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Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード:宿泊特典が魅力
「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」は、JALやANAに加えて、合計39の航空会社へのマイル交換ができるカードです。通常100円につき3ポイントが貯まり、3ポイントにつき1マイルのレートでマイルに交換できます。
航空会社が提供するカードは、交換できるマイルの種類が限られていますが、このカードならマイルの種類がずば抜けて多く便利です。
一見高額に見える年会費ですが、このカードにはマリオットボンヴォイのゴールドエリート会員資格が付帯されています。この資格があれば、マリオットやシェラトン、ザ・リッツ・カールトンといったホテルで、客室のアップグレード、午後14時までのレイトチェックアウトが可能。通常なら1年間25泊以上の宿泊を達成した場合に取得できる資格なので、これだけで年会費以上の価値があります。
ちなみに年間合計150万円以上利用して、カードを継続すると、無料宿泊特典1泊1室分(交換レート50,000ポイントまで)がプレゼントされるのもお得。年会費以上のホテルに泊まれるので、普段の買い物や固定費をこのカード1枚に集約させるのがおすすめです。
年会費 | 本会員:49,500円(税込) |
還元率 | 1.5〜1.875% |
ポイント有効期限 | 実質無期限 |
追加カード | ETCカード、家族カード |
国際ブランド | American Express® |
ポイント名 | Marriott Bonvoyポイント |
電子マネー、スマホ決済 | Apple Pay、楽天Edy |
申し込み対象 | 20歳以上で本人に安定した継続的な収入のある方 |
旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険:最高1億円 |
空港ラウンジ | 無料 |
貯まるマイル | JAL、ANA、マイレージプラスなど39社 |
>> Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードはこちらから
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード:ANAマイルが貯まりやすい!
マイルを貯めることが優先かつ、社会的信用度をアピールしたいなら、「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード(通称ANAアメックスゴールド)」が最適。マイル換算率が常時1.0%と高還元率、ANAグループの利用で割引を受けられます。ANAマイラーが憧れる高ステータスカードです。
年会費は3万円台と決して安くはありませんが、搭乗の度にボーナスマイルが加算され、優待サービスや保険が充実。通常有料(99米ドル)のプライオリティ・パス・メンバーシップに登録できて年2回まで無料で利用できる特典も付帯されています。
手荷物無料宅配サービスや航空便遅延補償、万が一怪我や病気でキャンセルせざる得なくなった予約もキャンセル・プロテクションで年間10万円まで補償してくれるなど、より安全で快適な旅を実現できるサービスが豊富です。
しかも発行後3ヶ月以内の利用額に応じて、合計10万マイル相当が獲得できます(入会ボーナス2,000マイルも含む※)。10万マイルあれば、ハワイを2往復できるので狙い目。
ANAマイルをザクザク貯めたいなら、ベストな1枚です。
※ポイント加算対象外の加盟店、200円=1ポイントとして換算される加盟店、年会費等のポイント加算対象外となるご利用分が一部あります。ANA アメリカン・エキスプレス提携カードメンバーシップ・リワードのポイントをマイルに移⾏した場合。
年会費 | 本会員:税込34,100円(税込) |
還元率 | 1.00%〜2.00% |
ポイント有効期限 | 無期限 |
追加カード | ETCカード、家族カード |
国際ブランド | JCB |
ポイント名 | Oki Dokiポイント |
電子マネー、スマホ決済 | 楽天Edy、QUICPay、iD、Apple Pay、Google Pay |
申し込み対象 | 日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満20歳以上の安定した収入のある方 |
旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険:最高1億円 |
空港ラウンジ | 無料 |
貯まるマイル | ANA |
>> ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
陸マイラーにもおすすめ!年会費無料の航空系クレジットカード3枚
続いて日常生活の支払いでマイルを貯めたい陸マイラーのために、年会費がお得なクレジットカードを紹介します。
- ANA JCBカード ZERO:18〜29歳の5年間無料
- ANA To Me CARD PASMO JCBソラチカ一般カード:初年度無料
- JALカードSuica:初年度無料
ANA JCBカード ZERO:18〜29歳の5年間無料
「ANA JCBカード ZERO」は、ANAカード初の年会費無料カードです。18歳〜29歳限定で、入会後最大5年間は、家族カード含め、年会費がかかりません。
ANAマイレージ、楽天Edy、クレジットの3つの機能が1つにまとめられ、ETCやQUICPayも追加できます。
カードを利用するごとに1,000円あたり1ポイントのOki Dokiポイントが貯まります。1ポイント=5マイルに相当しますので、実質1,000円利用ごとに5マイルが自動的に貯まっていく仕組みです。自分でマイルを交換する手間が省け、うっかりポイントが失効する心配もありません。
またANA便に搭乗すると、区間基本マイレージ+ 10%のボーナスマイルが加算されます。出張や帰省などで飛行機利用が多い方には、メリットの大きい特典です。
ANAカードはどれもマイルが貯まりやすくお得ですが、年会費がかかるため申し込みを躊躇している方も多いはず。5年間という期限はありますが、このカードならANAカードを無料で利用しつつマイルを貯めることができます。
29歳以降になるとANA一般カードへ自動的に移行され、年会費2,200円がかかりますが、この時点で必要ないと思えば解約可能です。条件に合うANAマイラーはとりあえず持っていて損のない1枚でしょう。
カード券面も普通のANAカードとほとんど変わりませんので、ステータス性も担保できます。
ただし、入会特典がないこと、海外旅行傷害保険が付帯されていませんので、希望する方はANA普通カードをおすすめします。
年会費 | 初年度:無料 |
還元率 | 0.50%〜1.50% |
ポイント有効期限 | 24ヶ月 |
追加カード | ETCカード、家族カード |
国際ブランド | JCB |
ポイント名 | Oki Dokiポイント |
電子マネー、スマホ決済 | 楽天Edy、QUICPay、Apple Pay、Google Pay |
申し込み対象 | 18歳〜29歳以下の安定した収入のある方 |
旅行傷害保険 | - |
空港ラウンジ | - |
貯まるマイル | ANA |
>> ANA JCBカード ZEROの詳細はこちらから
ANA To Me CARD PASMO JCBソラチカ一般カード:初年度無料
ANAマイレージ、PASMO、クレジット機能が備わった「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカ一般カード)」。空(飛行機)でも地下(地下鉄・東京メトロ)でも使えることから、ソラチカカードと呼ばれています。
大きな特徴は、この1枚で「JCBのOki Dokiポイント」「メトロポイント」「ANAマイル」が貯まること。年会費わずか2,200円(初年度無料)で、効率的にマイルが貯まるうえ、さまざまな優待サービスを受けられる多機能カードです。
東京メトロの乗車(定期券面区間外)でメトロポイントが貯まり、JCB加盟店での買物でOki Dokiポイント、フライトへの搭乗でANAマイルが貯まります。貯まったメトロポイントはANAマイルへ相互交換できます。Oki Dokiポイントは、ANAマイル、メトロポイントへ交換可能です。
1枚のカードで3つのポイントをまとめて貯めることができるので、効率的。入会特典として1,000マイル、継続ボーナスで1000マイル、キャンペーン特典で15,000マイルをゲットできるのも魅力的です。
このほか、旅行中の病気や怪我など万が一のトラブルに備えられる国内外の旅行傷害保険やショッピングガード保険も付帯されています。
年会費 | 本会員:初年度無料、通常2200円 |
還元率 | 0.50%〜3.00% |
ポイント有効期限 | Oki Dokiポイント:24ヶ月 |
追加カード | ETCカード、家族カード、QUICPay |
国際ブランド | JCB |
ポイント名 | Oki Dokiポイント |
電子マネー、スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、ANA QUICPay+nanaco、PiTaPa、PASMO |
申し込み対象 | 18歳以上(高校生不可) |
旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険:最高1,000万円 |
空港ラウンジ | - |
貯まるマイル | ANA |
>> ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカ一般カード)の詳細はこちらから
JALカードSuica:初年度無料
「JALカードSuica」は、クレジット機能にSuicaが搭載された万能カードです。JALグループ航空会社およびJMB提携航空会社便のフライトや買い物、Suicaチャージ・定期券購入でポイントが貯まります。
年会費は初年度無料、次年度から2,200円がかかります。通常還元率は0.5%と高くはありませんが、年会費が3,300円かかるショッピングマイルプログラムに加入すると1%還元になります。
還元率の0.5%は大きな差がありますので、効率よくマイルを貯めたいなら加入は必須。年間60万円以上利用する方(月5万程度)なら、入会しないと損をしてしまいます。というわけで、実質年会費は5,500円です。
また入会後初めての搭乗と毎年初回の搭乗で、ボーナスマイルが加算されます。搭乗ごとに通常のボーナスマイルも10%加算されるので、飛行機利用の度にお得です。
貯まったJRE POINTは、1,500ポイント=1,000マイルに手数料無料で交換可能。1ポイント1円として買い物で利用することもできます。
ファミリーマートやエネオスなど特約店を利用すると、ポイント還元率がアップするのも魅力です。
年会費 | 本会員:税込2,200円(初年度無料) |
還元率 | 0.50%〜1.00% |
ポイント有効期限 | 最後に獲得・利用した日から2年後の月末まで有効 |
追加カード | ETCカード、家族カード |
国際ブランド | JCB |
ポイント名 | JRE POINT |
電子マネー、スマホ決済 | Suica、QUICPay、Apple Pay、Google Pay |
申し込み対象 | 満18歳以上の安定した収入のある方(高校生不可) |
旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険:最高1,000万円 |
空港ラウンジ | - |
貯まるマイル | JAL |
>> JALカードSuicaの詳細はこちらから
航空系クレジットカードでマイルを効率よく貯めるポイント
航空系クレジットカーでマイルを貯める醍醐味は、無料で飛行機に乗れる特定航空券への交換です。日常的に航空系クレジットカードを利用すれば、意外と簡単にマイルを貯めることができます。
ポイントを貯めるには、以下の5つを意識すると効果的です。
- 家賃や公共料金など固定費の支払いに設定する
- キャンペーンを活用する
- 日々の買い物はカードで支払う
- 還元率が高くなる特約店を利用する
- 家族カードを追加して取りこぼしをなくす
まず家賃や公共料金、携帯電話などの固定費は、必ず航空系クレジットカードにまとめましょう。自動車税や車検などの費用もカード決済がお得です。
また、カード会社が提供するキャンペーンやマイルが倍になる特約店は積極的に利用して付与ポイントを増やすことも大切です。
航空会社が運営するショッピングモールなどを経由すれば、換算率が高くなる店舗やサービスも多々あります。たとえばJALカードなら「JALマイレージモール」、ANAカードなら「ANAマイレージモール」など。
家族カードを追加して、家族の買い物で付与される分もまとめれば、取りこぼしがありません。家族でバラバラのカードを所有するよりもお得なので、今すぐ検討を。
日々の買い物でもこまめにポイントを獲得すれば、年に1回無料で旅行に行くのもそう難しくはありません。
失敗しない航空系クレジットカードの選び方
航空系クレジットカードは種類が多いため、「どれを選べばいいかわからない」と迷う方も少なくありません。
まず大前提は、「よく利用する航空会社で選ぶ」こと。ANAかJALか、お住まいの地域によって都合のいい航空会社があるはずですから、自分にとって便利なところを選びましょう。
また、年会費も重要なポイント。一般カードは年会費が数千円と安めですが、飛行機によく乗るなど、ライフスタイルによってはゴールドカードの方がお得になることも。年間100万円以上カードを利用するなら、ゴールドカードを検討してみてください。
さらに、年会費が安い航空系カードの場合、ポイントをマイルへ交換する際に移行手数料がかかることがあります。当然、手数料がかからない方がお得ですから、申し込み時に必ず確認しておきましょう。
まとめ
航空系クレジットカードで貯まったポイントは、マイルへ交換するのが基本。ということは、できるだけ多くのポイントを効率よく貯める必要があります。
本記事で解説したカードならステータス性が高く会計時もスマート。加えてマイルが貯まりやすいというメリットがあります。
どのカードも魅力的ですが、よく利用する航空会社や年会費、飛行機の利用頻度などを考慮して選ぶと失敗がありません。
それぞれの特徴をチェックして、あなたにベストな1枚を見つけてみてください。
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*記事内容は、執筆時2024年3月のものです。最新情報は各カード会社の公式サイトをご確認ください。
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