ドラマ『glee/グリー』のシュースター先生役で知られる俳優マシュー・モリソンが、ブロードウェイミュージカル『シカゴ』大阪公演(4月18〜21日)に出演するために来日。大阪での開幕直前、取材会に登壇した。

1998年にミュージカル『フットルース』でブロードウェイデビューした後、『ロッキーホラーショー』や『ヘアスプレー』など著名な作品で活躍し、2009年放送開始のドラマ『glee/グリー』で全世界に名を轟かせたマシュー。そのブロードウェイ仕込みの卓越したダンステクニックや歌唱力で、ミュージカルドラマとしての『glee/グリー』をヒットに導いた立役者とも言われている。

その後、一時はテレビの世界に身を投じるも、主役として再びブロードウェイに返り咲くなど、ミュージカルファンにとっては目を離せない存在のマシューだが、今回は日本公演限定で『シカゴ』に初出演。リチャード・ギアが映画版で演じた悪徳敏腕弁護士ビリー・フリン役で日本のファンを魅了する。

「これまでも日本には(歌手として)たびたびコンサートなどで訪れていたのですが、このようなショーのキャラクター(役柄)として出演するのは初めて。この話が来たときは飛びつきました。日本は長年支えてくれている場所で、縁も感じている特別な場所」と、喜びをあらわにしたマシュー。

そして、「マシューにとって『シカゴ』はどんな作品?」という質問には、「僕にとってはレガシー(伝説)で、憧れの俳優もたくさん出ている名誉のある作品」と回答し、彼が同カンパニーのなかで唯一初参加のキャストであること、そして一般的には「踊らない」とされているビリー役だが、そこにダンスも掛け合わせたかったことなど、作品にまつわるさまざまなエピソードも語られた。

ちなみにマシューは、同公演を通して日本、そして大阪に長く滞在できることも楽しみのひとつだといい、「作品には集中しながらも、食べられるものは可能な限り食べ尽くしたい!」と意気込み、初日公演へと向かって行った。

ブロードウェイミュージカル『シカゴ』の大阪公演は、4月18〜21日に「オリックス劇場」にて(生演奏・英語上演・日本語字幕付き)。チケットはS席1万5000円、A席1万円ほか、平日は各1000円引き(現在発売中 ※公演スケジュールは公式サイトにて)。