台湾や中国、中国圏に留まらずアジア全域で絶大な人気誇る俳優シュー・グァンハン。映画雑誌「シアターカルチャーマガジンT.」アジア特別号(5月1日発売)でカバーと中面に登場。同じくアジアを含む全世界的に活躍するフォトグラファー、レスリー・キーとのコラボレーションが実現した。16Pに渡るフォトセッションで妖艶な魅力を魅せつけた。

映画『青春18×2 君へと続く道』(5月3日公開)に清原果耶とW主演するシュー・グァンハン。映画では年上の女の子に片思いをする純朴な18歳の少年と、大人になり成熟した36歳の男性を演じ分けた。
今回の撮影では、成熟した男性パートのイメージをさらに押し進め、大人の色気を帯びたセクシーな魅力を表現することに。穏やかで優しい印象のシューのもう一つの魅力を引き出すべく、撮影コンセプトが決まる。

都内某所、撮影が行われたのはシュー・グァンハン来日当日。飛行機移動で間違いなくお疲れのはずのシューは、まったくそのそぶりを見せず、優しい笑みを浮かべながら現場に現れた。フォトグラファーのレスリー・キーと和やかに挨拶を交わし、スタイリストも交えて衣装チェック。用意したハイブランドの中からシューが選んだのは、ヨウジヤマモト。最先端のファッションでありながらどこかアジアンテイストも感じさせる一着を選んでくれた。
撮影開始。レスリーが用意したヴィンテージな風合いを持つ大きなテーブルの上に寝そべるシュー・グァンハン。撮影小物を本来の役割とは違った使い方をすることによって非日常感を演出する。レスリーが得意とする手法だ。それに対し、シューは眼光鋭くファインダーを覗き込み、アジア全土を魅了する大スターらしい強さを表現してくれた。
続いて動きのあるカットを求めるレスリー。掛け声に合わせ何度もジャンプするシュー。ふわりとなびく上着の袖、空中で舞っている時の体のシルエット、表情、そのすべてが絶妙なバランスとなった時、「Perfect!!」の声が上がる。
その後もバストアップや椅子を使ってのカットなど、短い時間の中で次々にポーズを決めていくシュー。演技もさることながら、ファッションモデルとしても最高峰のパフォーマンスを披露してくれた。撮影終了後、レスリー・キーと握手を交わし、温かい笑みを浮かべながらアジアンスターらしく一礼し、その場を去っていった。

取材・文/編集部