JR静岡駅南口の駅前広場の、再整備事業について話し合う、3回目の検討委員会で、静岡市は再整備後の具体的な乗降場の想定台数を示しました。

 JR静岡駅南口の駅前広場は、現在待ち合い場所の不足などが長年の課題となっていて、静岡市はエリアの拡張を含めた再整備事業を計画しています。

 28日開かれた3回目の検討委員会で、静岡市は利用者数から一般車や路線バスなどの必要な乗り降りのスペースを算定し、再整備後の具体的な交通機能を委員に示しました。

 乗り降りのスペースについて一般車は比較的短時間で済む「降車利用」と、長時間待つことがある「乗車利用」を分けて配置すべきとし、現状の7台から再整備後は18台に。

 路線バスについては、現在2路線3方向から2台の乗り降りスペースで発着していて、待合場所が混雑しているため、4台に増やしたい考えを委員に示しました。

 一方、委員からは「一般車について空いているスペースが無ければどうするのか、もっとゆとりを持って台数を確保すべきではないか」との意見や、「体の不自由な人の駐車スペースを高齢者用としても併用できるように、公共施設としての機能を拡充すべき」などの意見が出されました。

 次回は6月下旬の予定で、具体的な広場の機能について議論されます。