20代の求職者のみなさんが理想とする「長期休暇の日数」はどの程度なのでしょうか。株式会社ジェイック(東京都千代田区)が運営する就職支援サービス『ジェイック 就職カレッジ』が実施した「理想の長期休暇」に関する調査によると、「1週間以上〜2週間未満」が最も多い結果となりました。また、理想とする長期休暇を取得できた場合のメリットについては、「趣味や勉強など、自分のしたいことに時間をかけられる」が最多となりました。

調査は、同サービスに登録している全国の20代の求職者147人を対象として、2024年3月にインターネットで実施されました。

その結果、「理想とする長期休暇の日数」は、「1週間以上〜2週間未満」(65.4%)が圧倒的に多く、以下、「1週間未満」(16.3%)、「2週間以上〜3週間未満」(9.5%)が続く結果となりました。

また、「理想とする長期休暇を取得できた場合、得られそうなメリット」について3つまで選んでもらったところ、「趣味や勉強など、自分のしたいことに時間をかけられる」(64.6%)が最多に。次いで「家族や友人などとの関係性を深めることができる」(42.9%)、「海外旅行など、行きたかった場所に行くことができる」(40.8%)が続き、自身がやりたいと思うことや身近な人と過ごす時間に活用したいという傾向が見受けられました。

その一方で、「休暇後、心身ともに元気に仕事に取り組める」(36.7%)や「心身の健康を整えられる」(33.3%)といった回答も挙がり、長期休暇の取得により、心身を回復させられると考えていることもうかがえる結果となりました。

   ◇  ◇

同社は、「年間休日や連休日数は、若年層の採用活動や入社後の定着に大きな影響を与えると言えます。そのため企業は、十分な年間休日日数の確保だけでなく、自社オリジナルの特別休暇制度の構築や、全世代の社員が平等に休暇を取得できる職場環境を整えることが重要です」と述べています。