「雨宿りしにきたらしい」

投稿をされたのは三重県尾鷲市九鬼町の漁村にある本屋さん、トンガ坂文庫(@tongazaka)さん。いつも通りお店を開け作業をしていると珍しいお客さんが現れたようです。なんと、近くに住んでいる1匹の猫ちゃん!雨が降り出したとのことで雨宿りにきたのでしょうか。

「少し入れさせてあげときましょう」
「賢い^_^」
「どうも、ちょっとだけ良いですか?お世話になりますって言ってるみたい」
「申し訳なさそうに耳が垂れててお顔もシュンとしてなんとも言えない表情が可愛いにゃ」

投稿には「猫ちゃんがちょっと申し訳なさそうな表情を見せている」などとたくさんのコメントが寄せられています。ポストをされたトンガ坂文庫さんにお話を聞きました。

ーーどのような状況で撮影されたのですか?

「お店を開けて、パソコン仕事をしているところでした。雨なのでお客さん少ないかな〜と考えながらパッと玄関口に視線をうつしたタイミングで猫がいたのでちょっとびっくりしました。玄関は網戸の状態でした」

ーー猫ちゃんが現れた時の率直なご感想は?

「網戸越しにじっとこちらを見ているので、雨だから雨宿りにきたのかしら、と思い網戸をあけてあげました」

ーーこの猫ちゃんはよくお店に遊びにくるのでしょうか?

「お店のあたりを縄張りにしているのか、時々みかけますが数ヶ月に一度くらいの頻度です。以前にも網戸越しに中を覗くことがあったので、中に入れてあげたことがありましたが、1年以上前だと思います。割と近くまではきてくれるのですが、絶対に触らせてくれません」

ーー猫ちゃんはどのくらいの時間お店にいたのでしょう?

「15分くらいいたと思うのですが、人間のお客さんがいらした際にびっくりして飛び出していきました」

ーーお店の近くには他にもたくさん猫ちゃんがいるのでしょうか?

「九鬼町は漁村だからか、猫が多いです。保護も追いつかないので野良猫はなかなか減らない状況です。鳥が落とした魚などをくわえて走る『お魚くわえたドラ猫』的な光景にもたまに遭遇します」

トンガ坂文庫さんは「6月14日から16日の3日間、三重県の古本屋さんや新刊本屋さんが集まって開催する三重県最大の本のイベント『ホンツヅキ三重2024』が開催されます。初夏の風物詩ともなりつつあるイベントで、各店気合いが入っておりますので、たくさんの方に知っていただけたら嬉しいです」と話してくれました。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・椎名 碧)