全国各地の自慢の味を集めた「夏のうまいもの大会」が、22日から鹿児島市の山形屋で始まりました。長年催事に出展している企業からは、山形屋の再建を応援する声も聞かれました。

熱々の豚まんに、暑い季節にぴったりなジェラート。海の幸があふれる海鮮丼も。

鹿児島市の山形屋で始まった「夏のうまいもの大会」は今回で2回目。22都道府県の物産展で人気の商品などおよそ700点が並んでいます。

大阪からは連日完売という、タルトの専門店が初出店。サクサクのタルト生地に2種類のチーズを使った商品や、香ばしいナッツの食感が楽しめる商品など、見た目に華やかな10種類が並びます。

鳥取のブランド鶏「大山どり」の唐揚げも初登場。甘酢には20世紀梨の果汁を使ってさっぱりした仕上がりに。暑い今の時期も食欲をそそります。

(記者)「梨の酢なので嫌なツーんとしたものがない。フルーティーでおいしい」

22日は小雨の降る中でしたが、イベントには多くの人が訪れていました。

(姶良市から)「めかぶを買った。なかなか全国のものにめぐりあうことはないので、ありがたい」

(鹿児島市から)「スープを買った」「(Q.何かおいしそうなものはあった?)コーンスープ」「ひとつの地域よりも、いろいろなところから集まってくるので楽しい」

海鮮を使った珍味を販売する新潟の「海宝」です。山形屋の催事には20年近く出店しています。下村英次社長は、山形屋の経営再建のニュースを耳にし、今後も出店を続け、力になりたいと話します。

(新潟から出店 海宝・下村英次社長)「全国の百貨店と比べてもこのような立派な建物はまずないと思う。出店できることがありがたい。今後も必ず出店させてもらう」

昨年度、山形屋が開催した物産展は13回。客のニーズに応えられるような魅力あるイベントを展開していきたいとしています。

(山形屋広報担当 坂口博英部長)「お客さんの声援に応えらえるようにしっかり取り組み、楽しいイベントをこれからもお届けしたい」

「夏のうまいもの大会」は今月28日まで開かれています。