2024年7月に複合商業施設がオープンする盛岡市肴町周辺の歴史などを市民が学ぶ散策会が、4月29日に開かれました。

この散策会は街づくりについて考える市民団体「きららな街」盛岡を創る会が毎年この時期に開いています。

22回目の29日は、市内などから25人ほどが参加し古い街並みが残る紺屋町をスタートしました。

案内役は盛岡の歴史や文化に造詣が深く長年ボランティアガイドをしている佐藤裕弥さん(78)です。

案内役 佐藤裕弥さん
「盛岡で初めての市内バスはこの紺屋町を通った」

一行はその後7月に複合商業施設monakaがオープンする肴町周辺へ移動。
佐藤さんはこの付近が明治時代から商業の中心地だったことや昭和の面影が残る街灯について解説しました。

案内役 佐藤裕弥さん
「これ(街灯)だけこちらの店のご厚意で残していて、逆にmonakaがオープンすればこういったものも逆に生きてくる」

このスズラン型の街灯は、商店街に屋根ができた昭和50年代に他は撤去された中でこの1つだけ保存されたということです。

参加した人
「新しいところだけ見るんじゃなくて、古いところも見て歩くといいなと思いました」

案内役 佐藤裕弥さん
「今のいいものを大事にすることが盛岡を創っていくことだと思いますので」

monakaは前身の商業施設の閉店から5年あまりを経て、7月11日にオープンする予定です。