5月10日の岩手県内は朝から各地で晴れ渡り、花巻市では今の時期の晴天の日にしか見られない絶景が見られました。

10日朝、花巻市では田んぼに張られた水が町の姿を鏡のように映し出す光景が見られました。

鳥居を抜けた先に広がるのは朝焼けに染まる一面の水鏡。
花巻市にある円万寺観音堂から撮影した10日朝(午前4時半ごろ)の映像です。

風がなく空気が澄んだ早朝。田植えに向け水が張られたばかりの田んぼ。
遠くに見える早池峰山から太陽が昇り始めると、眼下に広がる景色がゆっくりと輝きだします。

一面に水田が広がるこの地域で田植えが始まる今の時期にしか見られないまさに絶景です。

空と水が一つになり、どこまでも続く水田。

朝焼けと水田が織りなす今だけの風景を求めて10日朝は県内各地から写真愛好家が訪れていました。

写真愛好家
「きれい、きれいの一言に尽きる」
「昔を想像させる景色であまり見ることが出来ない景色。絶景ですね」

花巻市の田植えは今週末がピークでこの風景は来週いっぱい楽しめそうだということです。