江戸時代に農村の復興に尽力した二宮金次郎の子孫・中桐万里子さんが、5月14日に岩手県花巻市の花巻東高校で講演しました。
中桐さんはどんなときも諦めず小さな一歩を踏み出すことが大事と伝えました。

花巻東高校では二宮金次郎の「勤勉の精神」を教育に取り入れています。

二宮金次郎の七代目子孫 中桐万里子さん
「どんな時でもくじけず諦めず一歩でいいから足を前に出す。そのことを大切にしなさい」

14日は全校生徒740人を前に二宮金次郎の七代目の子孫・中桐万里子さんが講演しました。

講演では金次郎は自然災害で被害を受けた600以上の農村の復興に尽力したことを紹介しました。

その上で足を前に踏み出す金次郎像のように、どんな苦しいときでも小さな一歩を重ね続けることが大事だと伝えました。

宮金次郎の七代目子孫 中桐万里子さん
「彼はどんな境遇におかれても小さな一歩を諦めなかった。前に足を踏み出し続けた。実戦や実行をやめなかった」

講演を聞いた生徒
「一歩を踏み出してみることを大切に大学生活などにも生かしていきたい」
「小さなことを積み重ねて、大事なときに生かせるように小さなことから逃げずに普段の生活から行っていきたい」

生徒たちは熱心にメモを取りながら先人の生き方や知恵に考えを巡らせているようでした。