岩手県は5月16日、釜石保健所管内の認定こども園でノロウイルス等よる感染性胃腸炎が集団発生したと発表した。
園児や職員など計16人が嘔吐や下痢等の症状を訴えているという。

県によると、5月13日に釜石保健所管内の認定こども園(園児46人・職員16人)から、複数の園児と職員に嘔吐や下痢等の症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、5月9日から13日にかけて園児15人と職員1人の計16人に嘔吐や下痢等の症状があったことがわかった。

保健所が調べた結果、症状のある4人からノロウイルス、うち2人からサポウイルスが検出された。

重症者はなく、いずれも回復に向かっているという。

岩手県は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクや使い捨て手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒することなどを呼びかけている。

※釜石保健所管内は釜石市・大槌町