岩手県陸前高田市の高田松原海水浴場が「安全で誰もが楽しめる優しいビーチ」であるとして国際的な環境認証である「ブルーフラッグ」を県内で初めて取得しました。

ブルーフラッグは水質や安全性などの33項目について厳しい基準を満たしたビーチなどに国際的な環境団体が与える認証で、世界の約5000カ所が取得しています。

高田松原海水浴場では2022年から水陸両用の車いすを導入するなどの取り組みを進め、2024年5月県内で初めてブルーフラッグを取得しました。

高田松原は震災前毎年10万人以上が訪れる人気のビーチでしたが、東日本大震災で砂浜と約7万本の松林が流失。
その後復旧工事が行われ2021年に11年ぶりの海開きを迎えました。

2023年の夏の来場者は2万人ほどで市では認証取得後のにぎわいに期待しています。

陸前高田市観光交流課 村上知幸課長
「(認証は)非常にうれしく思うし、新たな魅力作りを関係者が協力して進めていければと思う」

2024年の海水浴場の開設期間は7月13日から8月18日までの予定です。