岩手県大槌町は町内で東日本大震災を体験していない教員に授業の参考にしてもらおうと、被害状況や防災の取り組みについてまとめた資料を新たに作成しました。
6月25日はその資料の説明会が開かれました。

小中一貫校の大槌学園では25日、約40人の教員たちを対象に東日本大震災についてまとめた資料の説明会が開かれました。

この資料は町の外から赴任するなど震災について詳しく知らない教員に授業の参考にしてもらおうと、町と教育委員会が新たに作成しました。

津波による被害の状況や防災の取り組みなどが約70ページにわたってまとめられています。

説明会では平野公三町長が自らの被災体験を語るとともに「この資料を使って子どもたちの生き抜く力を育ててほしい」と教員に呼びかけました。

この資料は町内全ての教員のほか大槌町以外の沿岸市町村の各小中学校にも1部ずつ配布される予定です。