ペット関連ITサービスのBuddycare(バディケア、鹿児島市)は、犬の日々の健康状態を記録する無料ウェブアプリ「愛犬手帳Buddy LOG」をリリースした。体重や体形、気になる変化を記録できるだけでなく、鹿児島大学共同獣医学部の三浦直樹教授らが監修する簡易問診機能を搭載。犬の病気予防や未病対策を支援する。

 犬の動物病院の受診頻度は一般に年数回で、異変がない限り病気の進行に気付きにくい。アプリでは年齢や体重、体形、活動量を記録すると、一日の推奨摂取カロリーや食事量が提案され、体重の推移はグラフで確認できる。診察や血液検査の診断票を撮影し、アップロードすれば自動でデータが保存される。

 簡易問診は排便や歩行の様子といった16項目の質問に答えると、受診の必要性などの助言が表示される。これらの入力記録はまとめて出力でき、病院の受診時に活用することも可能だ。

 同社ホームページからアカウントを作成すれば利用できる。最高経営責任者の原田和寿さん(42)は「蓄積したデータを分析して理想的な生活習慣を提案し、食事メニューなど最適なソリューションを提案していきたい」と意気込む。

 連携する県内6自治体の狂犬病予防接種案内などの通知も開始予定。サポートセンター=(0120)905092。