春日部市のふじ通りの藤の花が開花している。(春日部経済新聞)

 濃い紫色の花を咲かせるコクリュウフジ

 歩道約1.1キロにわたり、7種類の藤が植えられているふじ通り。房が短く開花が早いヤマフジ系の白色のシロカピタン、紅色のアカカピタン、紫色のムラサキカピタンや、房が長く開花が遅いフジ系の白色のクチベニフジ、シロナガフジ、濃紫色のコクリュウフジ、藤色のムラサキナガフジがある。

 4月23日現在、コクリュウフ、ムラサキナガフジ」などの遅咲き系の品種が見頃を迎えている。

 藤棚を管理している市の道路管理課担当者は「先週の気温上昇や風の影響で、早咲き系の品種はすでに散り始めている。例年、早咲きの藤も、遅咲きの藤もそれぞれ見頃は2週間程度で、合わせて約1カ月見頃が続くが、今週末にかけて気温上昇が見込まれていることから、『藤まつり』が開かれる4月28日ごろには、満開ではない品種も満開になり散り始めるなど、今年は全体の見頃の期間が短いかもしれない」と話す。

 「藤まつり」の開催時間は10時30分〜16時。雨天の場合は翌日に延期。