別府の南立石公園(別府市南立石)で現在、淡い緑色の花が特徴のサクラ「ギョイコウ(御衣黄)」が見頃を迎えている。(大分経済新聞)

 青空をバックに緑色の花を揺らす

 八重咲きのサトザクラ。貴族が着る萌黄(もえぎ)色の衣に見立てて名付けられた。開花後、花は緑から黄色に変わり、数日後にはピンク色の筋が入る。園内の「みどりの相談所」によると、同園には2本が植えられているほか、淡黄色の花を咲かせるサクラ「ウコン」もある。

 例年は4月中旬からが見頃というが、同相談所によると開花は年々早まっており、中心部の1本はすでに桃色化が始まっている。

 一方の北側の1本はまさに見頃。青空の下、春風に緑色の花姿を揺らし、市民らの目を楽しませている。同相談所では「今週末まで楽しめる。ピンク色に変わる様も楽しんで」と話す。