新潟の郷土料理や酒を提供する「さかなや しんせい」(新宿区西早稲田3)が、オープンして半年を迎えた。(高田馬場経済新聞)

 さかなや しんせい 白身魚のパイ包み焼き

 新潟県燕市出身の神田拓海さんと魚沼市出身の金沢直人さんが、2023年11月22日に立ち上げた同店。2人は新潟県内の調理師専門学校の同級生で、ホテル、レストランなどの飲食店勤務を経て開業した。

 店舗面積は15坪。席数はカウンター=7席、テーブル=12席。店名は神田さんの祖父母が燕市で今も営業する居酒屋の名前から取ったという。

 新潟から直送する食材を中心に使った料理を提供する。「ふるさと新潟応援店舗」登録をして、新潟県出身者には同店名物の「白身魚のパイ包み焼き」(1,400円)を1皿無料提供する。規格外商品を積極的に購入して調理する取り組みも行い、メニューには、新潟の郷土料理や規格外商品使用の料理であることを表示する。

 フードメニューは、「本日の刺身の盛り合わせ」(990円〜)、「おつまみ盛り合わせ」(900円)、新潟県産米を使う「季節のかまど炊きご飯」(750円)など。

 ドリンクは、生ビール(650円)、ウーロンハイ、緑茶ハイ、ジンジャーサワー(以上500円)、角ハイボール、自家製フルーツハイボール、紀州南高梅酒、自家製フルーツサワー(以上600円)など。そのほか、日本酒は神田さんが、ワインは金沢さんがセレクトして仕入れる。

 神田さんは「半年間で徐々に地元で暮らす夫婦連れや家族連れのお客さまが増えたことがうれしい。これからの季節は、枝豆、トウモロコシ、トマトなどの夏野菜が新潟から届く。日本酒やワインと一緒に楽しんでほしい。料理に合わせるお酒選びなど、気軽に声をかけていただきたい」と呼びかける。

 営業時間は、平日=12時〜14時、17時〜23時(金曜は24時まで)、土曜・日曜・祝日=16時〜24時)。水曜定休。6月30日には、新潟の「麒麟山」の蔵元が来店する銘酒飲み比べイベントを行う。