特別展「ADAPTATION - KYNE(アダプテーション キネ)」が現在、福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園)2階 特別展示室で開催されている。(天神経済新聞)

 会場の様子

 福岡拠点のアーティスト「KYNE」は、大学時代に日本画を学び、2006(平成18)年ごろから活動を開始。1980年代の漫画やレコードのジャケットからインスピレーションを受けた、クールな表情の女性を描いた作品を特徴とする。同展はKYNEの国内初となる美術館での大規模個展として、絵画、版画、ライトボックス、立体、ドローイング、新作壁画などを含む約200点を展示する。

 会場は5つのゾーンに分かれる。ゾーン1「絵画と版画 2017-2022」では、コラボ作品や「Casa BRUTUS」の表紙作品などを展示し、ゾーン2「平面から立体へ」では鏡やライトボックスを用いた平面作品や、展示室の倉庫を利用した空間に絵画作品と立体作品を組み合わせた作品を展示する。ゾーン3「ドローイング 2010-2023」では、絵画作品を制作する前段階として描かれたドローイングや下絵、スケッチブックなどを、ゾーン4「新作1:室内にて」では同展会期中のみ公開の縦4メートル、横12メートルの新作壁画などを展示する。ゾーン5「新作2:外へ」では、新作絵画作品を展示する。

 展覧会限定グッズも販売する。福岡の菓子「博多通りもん」とのコラボ商品「博多通りもん 本展限定パッケージ」(8個=2,200円)や、福岡のステーショナリーブランド「ハイタイド」とのコラボ商品「バレットボールペン」(1,320円)や「クリアファイル」(396円)、波佐見焼の陶磁器ブランド「マルヒロ」の「HASAMI ブロックマグ」(3,696円〜)など。

 開催時間は9時30分〜17時30分(入館は閉館30分前まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧料は、一般=1,700円、高校・大学生=1,000円、中学生以下無料。6月30日まで。