鳥取市の若桜街道商店街にあるカフェ「HARENOE(ハレノエ)」(鳥取市本町)が5月27日で1周年を迎えた。(鳥取経済新聞)

 HARENOE(ハレノエ)店内の様子

 店主は約12年間、パン・ケーキ製造やカフェの立ち上げ、運営などに携わっていた岩崎愛子さん。2022年に岡山県からUターンし、「地元で店を開きたい」という思いをかなえた。

 「体に優しく、体が喜ぶものを」をコンセプトにする同店。モーニング営業、ランチ・カフェ営業のほか、ケーキのテイクアウト販売を行う。食事は、自家製のソースや鳥取県産の食材を使い、料理の配置などにも配慮するという。

 モーニングセット(750円)のほか、ランチは、週替わりの定食(1,450円)、自家製ケチャップのオムライス(1,000円)、欧風ビーフカレー(1,100円)を用意。カフェタイムは、フレンチトースト(850円)や、米粉を使ったフルーツロール(600円)、ラムチョコ黒糖のチーズケーキ(550円)などを季節の材料に合わせて提供する。ドリンクは、オリジナルブレンドのコーヒー(500円)、カフェオレ、自家製ジンジャーエール、自家製アップルジンジャー(以上600円)などをそろえる。事前予約でホールケーキも販売。

 店舗設計は、古着店を経営する友人の夫である建築家に依頼した。店の外にまで飛び出す約10メートルほどあるコンクリート製のテーブル、約3.6メートルある入り口の大きなドアなどで個性を打ち出す。もともとは金物店だった物件で、随所に古材なども使い、その名残を残す。床のコンクリートやレンガ張り、天井や壁などの塗装は岩崎さんがDIYで手かげたという。店内は、大きなテーブル2卓に14席を用意する。

 岩崎さんは「見ても・食べても、食事を純粋に楽しんでいただきたい。食事が楽しいと思える時間を提供していきたい」と意気込む。