ラーメン店「ラーメン腹ペコ 山大工学部前店」(宇部市東梶返1、TEL 050-8880-7399)が5月15日、宇部にオープンした。(山口宇部経済新聞)

 「野菜マシマシ」にしたラーメン

 場所は「ラーメン祐三」跡。つけ麺専門店や居酒屋などを展開する「YUTAKAグループ」(中村3)がプロデュースし、東京都港区に本店を構える「ラーメン二郎」の野菜の盛り方やスープなどを似せた「二郎系インスパイア」のラーメンを提供する。同グループで経験を積んだ古賀裕康さんがオーナーを務める。

 同グループの野上裕太社長は「食欲旺盛な学生たちの『腹ペコの救世主』だったこの場所をなくしたくなかった。当店を皮切りに、学生が多く行き交うエリアに出店していきたい」と話す。

 約20坪の店内のカウンターに11席を設ける。提供する「ラーメン」(並200グラム=950円、大300グラム=1,150円、特500グラム=1,550円)は、しょうゆとんこつをベースにしたスープに、茹でたキャベツともやしを山盛りに乗せ、厚切りの豚(チャーシュー)をトッピングする。麺は地元の「木嶋製麺所」の特注太麺を使用し、麺の量で価格を設定する。

 麺は「ワシワシ」か「平打ち」の2種類から選べるほか、無料で「野菜増し」「ニンニク」「背脂」「味の濃さ」「麺の硬さ」を選べる。スープは、店内に設置する「ラーメンたれ」で調整が可能。追加料金で豚の増量や、生卵のトッピングを提供する。

 飲食歴30年の古賀さんは「自分が大学生の時、学校やバイト終わりに友だちと通っていた行きつけのラーメン屋があった。大将はいつも『また来てくれたんか』とたくさんいる学生の一人にも関わらず、顔を覚えて声をかけてくれたことが今も胸に残っている。にぎやかな雰囲気であふれ、勉強や仕事などで頑張った後、ご褒美として行きたいラーメン屋になっていければ。腹ペコたちが集まり、明日の活力になる一杯を作り続けていきたい」と話す。

 営業時間は、平日=18時〜23時、土曜・日曜・祝日=12時〜14時30分、18時〜23時。火曜定休。