次世代のドライブユニットを搭載したスポーツ志向の「モデル3 パフォーマンス」が登場

【725万円は破格】テスラが世界的ベストセラー「モデル3」の“驚速型”を日本導入!の画像一覧

アメリカの電気自動車メーカー「テスラモーターズ」の日本法人テスラモーターズ ジャパンは、「モデル3」と「モデルY」の車両価格を引き下げるとともに、モデル3に0→100km/h加速3.1秒という凄まじい加速の「モデル3 パフォーマンス」を設定した。ライバルが急速に増加し、ここに来て電気自動車需要の減速傾向が指摘される中、さらに魅力的な製品を市場に投入してニーズを喚起すべくとられた戦略は大きな注目を集めそうだ。

モデル3は世界的なベストセラー電気自動車

モデル3 パフォーマンスはシステム最高出力460ps、最大トルク723Nmを発揮テスラ モデル3は、セダンの「モデルS」やSUVの「モデルX」よりもコンパクトな、Dセグメントに属するBEVセダン。2016年5月にアメリカで発表されるやわずか1週間で32万台の予約が入ったことでも話題となった。

日本導入は2019年5月で、日本でもヒット。たびたび適正価格への対応にともない価格引き下げが行われたほか、2023年には内外装や走行性能など多岐にわたって大幅なアップデートが施されている。

サイズと重量を変えずに性能向上を実現する次世代ユニット

0→100km/加速は3.1秒、最高速度は262km/hをEVスーパーカー並みのパフォーマンスを誇るそんなモデル3をベースに、次世代のドライブユニット(2モーターの4WD)を搭載したスポーツ志向のモデルが、今回新たに登場した「モデル3 パフォーマンス」。

空気抵抗係数はわずか0.22そのパワーユニットは、サイズと重量を変えずにこれまでのモデル3と同じ重量バランスを保ったまま、システム最高出力を460ps、最大トルクを723Nmへと性能を向上。0→100km/加速は3.1秒、最高速度は262km/hと、EVスーパーカー並みのパフォーマンスを発揮する。

新しいサスペンションシステムはミリ秒単位で入力情報を処理し、車両の安定性を制御走行モードはサーキットで使える新しい「トラックモード」のほか「スタンダード」と「スポーツ」を設定ドライバーの好みに合わせて前後駆動力配分やトラクション設定などを変更することも可能で、サーキット走行も楽しめる新しい「トラックモード」も用意される。

ダッシュボードパネルにはカーボンファイバーデコールを採用。アルミペダルとともにキャビン全体のスポーツ感を演出気になる航続距離は610km(自車測定値)を実現、テスラは全国に専用高速充電器のスーパーチャージャーを展開しており、これを使えばわずか15分で最大282km分の充電が可能という。

これだけの性能を持ちながら、車両価格¥7,259,000というも魅力的。同時に、モデル3シリーズとモデルYシリーズの車両価格が¥300,000引き下げられている。

テスラ モデル3/モデルY ラインナップ

モデル3
RWD(右):¥5,313,000(CEV補助金:¥650,000)
ロングレンジAWD (右・4WD):¥6,219,000(CEV補助金:¥850,000)
パフォーマンス (右・4WD):¥7,259,000(CEV補助金:未定)

モデルY
RWD(右):5,337,000(CEV補助金:¥650,000)
ロングレンジ(右・4WD):¥6,226,000(CEV補助金:¥650,000)
パフォーマンス(右・4WD):¥6,979,000(CEV補助金:¥650,000)

「テスラ モデル3 パフォーマンス」スペック

フロントデザインのエアインテークによってタイヤとブレーキシステムの温度上昇を抑制

全長×全幅×全高 4,720×1,850×1,431mm
ホイールベース 2,875mm
車両重量 1,851kg
パワーユニット モーター×2基(前後 各1基)
最高出力 460ps
最大トルク 723Nm
駆動方式 4WD
0→100km/h加速 3.1秒
最高速度 262km/h
メーカー希望小売価格 ¥7,259,000(税込)

文/近藤暁史 写真提供/テスラモーターズ ジャパン