石川県内の3月の有効求人倍率は1.44倍で、2か月連続で低下しました。特に地震の影響を受けた能登での有効求人倍率の低下が大きくなっています。

石川労働局によりますと、職を求める人1人に対し何件の求人があるかを示す3月の有効求人倍率は県内で1.44倍となり、前の月から0.06ポイント下がり2か月連続で低下しました。

地域ごとのハローワーク別でみると、七尾では前の月から0.56ポイント低下し1倍ちょうどに、輪島では0.52ポイント低下し0.73倍と大幅に落ち込みました。

いずれも企業などからの求人数が3割近く減少した一方、職を求める人は1割程度増加しています。これらを踏まえ、石川労働局は県内の雇用情勢について、「能登半島地震の影響により、一部地域に弱さが見られる」として23か月ぶりに全体の判断を引き下げました。