ゴールデンウィーク、連休の休みを利用して訪れる観光客で金沢のまちはにぎわっていますが、ちょっとひと休みしたいとき買い求める人が多いのが「金箔ソフト」です。

ソフトクリームの上に金箔を乗せた見た目にもゴージャスなスイーツ。日本の金箔生産量の約99%を占める金沢の名物のひとつにもなっていて、ひがし茶屋街や兼六園など、主要な観光地で販売されています。

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実際に食べたお客さんからは、「もっと金属的な味がするかと思ったがそんなことなかった」「リッチな感じ」などといった声が聞かれます。



金箔は食べられるものだということを知らなかったと話す観光客もいて、「驚きの食べ物」といったとらえ方もされているようですが、実際に金は食べられるものなのか?食べても問題はないのか?

栄養学の専門家に尋ねると…

金沢学院大学栄養学部 川村美笑子学部長
「金は私たちが体の中に持っている消化酵素では消化されないし、従って吸収もされない。ただ金を食すということで贅沢感ということから、気持ちの高揚感ということにはつながっていると思う」

金は消化されず便として排出されるので、体に入れても害は全くないということです。

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ハレの日の料理の飾りだけでなく、こうしたスイーツを彩る金。金沢では「1枚単位」で食すのが人気のようです。