夏日となった石川県輪島市では地震で棚田に亀裂が入るなどの大きな被害を受けた白米千枚田で、市民やボランティアによる田植えが行われました。

世界農業遺産のシンボル白米千枚田は、元日の地震により全体の8割が被害を受けましたが地元の生産者たちが復旧を進め1004枚の田んぼのうち120枚で米づくりができるようになりました。18日は輪島市の高校生や応援職員、ボランティアなど28人が苗を植え込みました。

岡山県からの応援職員「想像した以上に(田んぼが)深いですね。もう長靴は意味なさそう…」
地元の高校生「(田植えが)できただけ良かったなという気持ち。少しでも輪島が良くなるように…」
地元で耕作管理を行う白米千枚田愛耕会の白尾友一 代表「(避難先の金沢から)通うことは大変で、『どうかな』…と不安があった。毎週のように通っていただき、やっとここまでできたという感じ。本当に感謝しかない」

18は日中の最高気温が25.5度と汗ばむ陽気の中、参加者は一日も早く美しい棚田の風景が戻ってほしいと作業に取り組んでいました。