今年9月に開園50周年を迎える長崎市南山手町のグラバー園は11日、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」を広報大使に任命した。同園はコラボグッズ開発や、限定メニューの展開、夜間イベントなどを計画している。
 キティも今年で生誕50周年を迎える縁などで実現。サンリオによると、キティが同市の観光施設の大使に就くのは初めてという。
 任命式は園内にある旧スチイル記念学校で開催し、鈴木史朗市長らが出席。指定管理者の「長崎南山手グラバーパートナーズ共同事業体」を代表し、メモリードの吉田昌敬社長は「圧倒的な人気があるキティちゃんの力を借り、国内外のお客さまにグラバー園を訪れてもらえれば」とあいさつした。
 井川啓二園長がキティに任命書を交付した。任命期間は7月1日から来年3月31日まで。グッズ開発などに加え、7月以降の夜間に園内の旧三菱第2ドックハウスで、プロジェクションマッピングを予定しているという。
 サンリオ・ライセンス第一営業部の山下尚美ゼネラルマネジャーは「サンリオのSNS(交流サイト)や紙媒体などでPRを図りたい」と話した。